2018.03.27

筑波山で味わう、マツダが作ったイタリアンスポーツカー。アバルト124スパイダー

CATEGORY: カーシェアDrive! Anycaクルマ紹介 Any Car Life
a.jpg

「カーシェアDrive」第14回は、アバルト124スパイダー。

 

1970年代に人気を博した同名車種をオマージュしたこの車、実はマツダ ロードスター(ND型)をベースにフィアット製の1.4Lターボエンジンを搭載し、内外装をアバルトが仕上げたオープンカーです。

 

生産しているのも広島県にあるマツダの工場で、イタリア車なのに日本車と同様にウィンカーレバーが右でワイパーが左、ナビやオーディオも最近のマツダ車と同一と、日本車感覚で気軽にヨーロッパ気分が味わえるのがポイント。

 

しかもこの車のオーナーさんは、もう1台の愛車・アルファ156JTSでアルファロメオチャレンジ(アルファ/一部フィアット限定のレース)に参戦され、クラスチャンピオンに輝いた実力者。

 

「スパイダーは街乗り用で…」なんておっしゃっていますが、今すぐサーキットを走れるチューニングが施されています(※シェア中のサーキット走行は禁止)。

 

今回はそんな124スパイダーで、筑波山のワインディングをドライブしてきました。

表筑波スカイライン、フルーツライン…楽しい道が目白押し!

b.jpg

一口に「筑波山」といっても、実際は複数の峠道が密集しているエリアです。

 

最も有名なのが表筑波スカイライン。

 

筑波山周辺のワインディングの中では最も広く、カーブもゆるやかでとても走りやすい道です。

途中にある「朝日峠駐車場」は休日になると多くのスポーツカーで賑わっており、景色も楽しめます。

 

次いで有名なのがフルーツライン。

 

「頭文字D」にも登場する道で、表筑波スカイラインとは打って変わって、2車線あるものの道幅は狭く、きついカーブや急勾配も多い道。

 

災害により半分の区間は通行止めになっていますが、表筑波スカイラインよりも「峠」という感じがするので、スポーツカーで走るには楽しい道です。

 

今回走ってきたのはこの2ヶ所ですが、他にも風返峠で分岐する県道42号線や、不動峠で分岐する”険道”138号線など、バリエーションに富んでいます。

 

フルーツラインの登りは124スパイダーにピッタリのワインディング

c.jpg

常磐道の土浦北ICを出て筑波山に向かっていくと、まず通ることになるのがフルーツライン。

 

急カーブと急勾配が続くので忙しいですが、運転好きにはこれが楽しい(笑)

 

車重1130kgというロードスター譲りの軽量ボディは連続コーナーでもスイスイと向きを変えながら駆け抜けていくので、こういう道を走るのが本当に楽しくなってきます。

 

ロードスターはパワーがないので、曲がった後の急な上り坂などで失速するのが弱点ですが、この車はチューニングされて200馬力を発揮するターボエンジン。

 

低回転からモリモリとパワーを発揮するので、コンパクトにカーブを曲がった後にアクセルを踏み込めば、ストレスなく加速していき、期待を上回るその加速感に思わずニヤニヤしてしまいました。

 

表筑波スカイラインのオープンドライブは最高の贅沢

 

フルーツラインを走っていくと、先の区間は災害復旧工事で通行止めになっており、そのまま表筑波スカイラインに合流。ここまでとは打って変わって、カーブも勾配も緩やかになり、「ゆったり流す」という感じの道になります。

 

タイトコーナーが得意なタイプの車だとゆったり目の道は退屈になりがちなんですが、124スパイダーはイタリアの血が混ざったオープンカー。

 

ロードスターよりも余裕のあるパワーを活かして静かに流し、イタリアンなインテリアに包まれながら風を感じて走る…これもまた124スパイダーの得意技。

 

このようなクルージングをしているときでも、いざ連続コーナーに差し掛かったときは俊敏な動きでドライバーを楽しませてくれるので、どんなワインディングでも気持ちよく走れる要素を持っています。

 

バランスの取れたチューニングで、さらに特別なドライブに

d.jpg

先に書いたとおり、アバルト124スパイダーはロードスターをベースにアバルトが手を入れた車ですが、この車はさらにオーナーさんによるチューニングが施されています。

 

アバルト用のオプションマフラーとして有名な「レコードモンツァ」が奏でる迫力ある排気音と、アクセルを抜いたときに発生する「ボボボッ…」という独特の音は、分かる人には分かる「いかにもアバルト!」という音。

 

そしてコンピューターチューンによるパワーアップ(170馬力→200馬力)、アルファロメオ用の高性能ブレーキキャリパー、それに合わせた大径ブレーキローターと専用ブレーキパッド、ワイドな車外ホイールとハイグリップタイヤと、サーキット走行にも耐えられるようなセッティング。

 

イタリア車特有の官能性を持ちながら、走る・曲がる・止まるがバランス良く強化されているので、ドライブ中にも普通の車とはひと味違う感触を味わうことができます。

 

なのにベースはロードスターなので乗りやすい。

手軽なのに特別感を味わえるアバルト124スパイダー。ぜひ一度シェアしてみて下さい!

e.jpg

ABARTH124 SPIDER

ABARTH 2017

Anycaオーナーに興味をもたれた方はこちら。招待コード「Taka124」を入力してオーナー登録を完了すると、クルマ登録後1ヶ月間のプラットフォーム手数料が無料になります。

Anycaオーナーに興味をもたれた方はこちら。招待コード「Taka124」を入力してオーナー登録を完了すると、クルマ登録後1ヶ月間のプラットフォーム手数料が無料になります。

<<ライター紹介>>

たかっか@55ドライブ

YouTubeチャンネルとブログで「55ドライブ」を運営。

https://www.youtube.com/c/55driveInfo

 

「ゆっくりでも楽しいドライブ」を追い求め、有名なドライブコースから酷道に至るまで、愛車のユーノスロードスターで全国各地を走り回り、動画や記事にして紹介しています。

物心ついた時から車好きだったのに、6年間のペーパードライバー歴も持ち合わせるという異色の車好き。

◀前の記事
◀前の記事
2018.04.05
これはドイツが作ったスカイラインGT-R!? BMW M3(E46)
次の記事▶
次の記事▶
2018.03.22
「渋谷でも新宿でもない。受け渡し場所に最適なのは表参道だ」BMW3シリーズオーナーが語る愛車がシェアされまくる秘訣