【シェア前提のクルマ購入記②】インターネットのみのクルマ購入に挑戦
カーシェアでの維持費軽減を見込んでクルマを購入するオーナーが増えています。
シェア前提に車を購入したオーナーの1人である牧野さんが、ご自身のクルマの購入からAnycaで実際にシェアするまでのリアルな体験を赤裸々にまとめた、連載「シェア前提のクルマ購入記」。
前回、「①車種選択編」では、「シェアで維持費軽減するならどんなクルマを選ぶ?」をお送りしました。
①車種選択編
②クルマ購入編
③Anyca登録編
④初カーシェアリング編
今回は「②クルマ購入編」です。
調査の途中、「どうせ車を買うのなら、今までの買い方ではなく、ネット時代の新しい車の買い方にチャレンジしてみては?」と思うようになった。
知り合いの修理工場の方に相談すると、自動車販売業者のみ参加できるオークションがあるらしく、それは、なんとインターネットだけで完結するとのこと。
つまり、現物を一切みないで車を購入するということである。
確かに高額な買い物であるし、一抹の不安は残ったが、この新しい買い方にチャレンジすることにした。
それからは毎日、修理工場の方と業者オークションの画面を見ながら、「これはどう?こっちはどう?」と検討を重ねていった。
そして、ちょうどタイミング良くAudi A5 スポーツバックの掘り出しものが現れたのである。
距離は7万キロちょっとオーバー、ワンオーナー、ディーラーでのメンテナンスを継続していた上物である。そして、なにより妻がほしがっていた赤いカラー。
妻は現在WEBで展開している、カフェやコーヒーのライフスタイルメディア「カフェンド」で編集長の職務に就いており、取材を行う時に車を使用したいとの要望があった。
ただし”画になる車”でなければ、と。
その点、このAudiは官能的、それでいてエレガントなボディー、全く申し分はない。
私は迷わず、その車に決定し、大急ぎでローンの申請をした。
それから数日でローンの審査がおり無事通過、これで障害はなくなり、あとはオークションにて落札するだけとなった。
オークション日当日、最低入札価格から金額を入札していたのだが、なんと欲をかいてしまい、(安く購入しようとした)オークション自体が流れてしまったのである。
これには、相当焦ったが、なんと救済措置として、交渉落札なるものが存在した。
これは、売り手が希望の金額を買い手に伝え、双方納得すれば売買成立という仕組みである。
私はこの交渉落札にかけてみることにした。
結果は大成功。
売り手は思ったよりも高値を吹っかけてこず、当初の予算範囲であったため購入が確定した。
こうして私たちは、初めて現物を見ずに車を購入したのであった。
納車当日、小雨が降る中、陸送会社の方が修理工場までクルマを運んできてくれた。
初めて見るクルマに不安と興奮が入り混じった複雑な心境になった。
だが、曇天の天候にもかかわらず、現物を見るとその不安は吹っ飛んだ。
なんて素晴らしい!程度もよく、購入前の情報と寸分の狂いなく、結果はなんの問題もなかった。
そこからはスムーズに物事が進み、車検取得、簡単な整備、そして納車と、すべてが順調だった。
やっと手に入れたクルマ、これからAnycaへの登録作業を進めるぞ!
クルマ購入の前に、試乗はいかがですか?
牧野さんは、次回「③Anyca登録編」で、Anycaにオーナー登録します。次回もお楽しみに!
Anycaをドライバーとして利用される理由で「クルマ購入前の試乗として」と答えた方が44.1%いらっしゃいます。
高い買い物なので、「どんな乗り心地なのか」、「荷物はどれぐらい入るのか」など、乗ってみて試してみたいもの。
実際にシェアした際に、オーナーに「購入検討している」ことを伝えると、そのクルマのお得な購入方法やメンテナンスの方法などを教えてもらえることもあるそうです。
人と人が実際に会う個人間カーシェアならではのカーライフですね。