SACLAMサウンドをカーシェアで味わえる!?フェアレディZ(Z33)
「カーシェアDrive」第2回は、日産フェアレディZ。
昔からスポーツカーがお好きだった方にとっては、ロングノーズ・ショートデッキのスタイリングから、「スポーツカーといえばZ!」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回チョイスしたのは現行型のひとつ前にあたる、Z33型。
実はこの車には、Anycaならではの秘密があるんです…。
チューニングパーツが付いた車に乗れるのはAnycaならでは
そう、こちらのフェアレディZは社外品のマフラーが装着されているんです!
一般的なカーシェアリング等の車両では社外品のチューニングパーツが装着されているなんてことは考えられませんが、オーナーさんの愛車をシェアするAnycaではよくある話。
そして、このSACLAM社製のマフラーはアクセルを踏み込んでエンジン回転数を上げていくと、とても甲高い排気音に切り替わることで有名です。
実は僕自身、以前乗っていたアルファロメオにSACLAMマフラーを装着しており、他の車のSACLAMサウンドも聴いてみたいと常々思っていたので、それを理由に今回のZを選びました。
チューニングパーツが装着された車を試乗する機会はそうそうありませんから、自分の車に装着を考えているパーツが付いている車をAnycaで探して、買う前にシェアして雰囲気を味わってみる…なんていう使い方もできちゃいます。
トンネルを走るだけで最高の気分になれる、SACLAMマフラー
オーナーのハヤトさんに、このZでどんなところを走るのが楽しいか聞いてみると…。
「トンネルですね!トンネルの中でエンジン回せば、もうそれだけで最高です!」とのことでした(笑)
こういう楽しみ方はなかなか理解されにくいものですが、騙されたと思ってトンネルに入った時に2速あたりにシフトダウンして、アクセルを踏み込んでみてください。一般道を走っているときでも、4000回転を越えたあたりから「ファァァーーーン!」という甲高い排気音が聞こえてきます。
※もちろん車検対応品で、不快な爆音が出たりはしません
試すときは、ぜひ窓を開けた状態でもやってみてください…閉めていたときには気付けなかった細かい音も聞こえるので、本来の音を聞くことができます。
この快感を一度味わってしまうと、きっとトンネルに入る前にシフトダウンして窓を開ける…という儀式をやりたくなりますよ!
こだわりとドライバーへの気配りが詰まったチューニング
この車はマフラーとホイールが社外品に変更されていますが、あとはミラーやエンブレムなどがブラックに統一されているぐらい。
そこで、今後はどんなチューニングを考えているのかを聞いてみたところ、こう答えてくれました。
「シェアすることを考えると、初めて運転する方が乗りにくく感じてしまったりするとよくないので、変なものは付けられないんですよ。」
そう、あくまでAnycaでシェアすることが前提にあって、何か手を加えるにしても「初めてこの車に乗る人でも大丈夫か?」ということを考えてチューニングされているんです。
なので、もう少し車高を下げたいという想いがありつつも、安物を買って乗り心地が悪化してしまってはいけないので、一流メーカー製のサスペンションを買えるようになるまで我慢するそうです。
「初めてシェアした時は、子供が遠くに遠足に行っちゃった感じでした(笑)」
こだわりが詰まったこのフェアレディZは、ハヤトさんの初の愛車。
思い入れのある大切な愛車を初めてシェアした時の心境を聞いてみました。
「正直、不安はありましたよ。子供が遠くに遠足に行っている間、『元気にしてるかな?』と気になってしょうがない感じです(笑)」。
「でも、コミュニケーションが取れていれば、その不安はなくなります。初めて利用していただいた方がシェア中にも小まめにメッセージを送って下さる方で、今どの辺でどんなことをしているのかが分かりました。この時『あ、もう大丈夫だな』と思えるようになりました。」とのこと。
今では20代から50代の方に至るまで、幅広い年齢層の方に9回シェアしてノートラブル。特に不安に感じることもなくなったそうです。
多くの方にご利用いただければ、今度はエキマニが付くかも…!?
ハヤトさんがAnycaで愛車をシェアするようになって約1年。ほぼ毎月1回は予約が入っているそうで、駐車場代が完全に浮く月も結構多いんだとか。
そんなハヤトさんが次に狙っているものはエキマニ。
詳しい説明は省きますが、マフラーと並んで排気音が大きく変わるパーツのひとつで、交換すればすでに良い音が出ているハヤトさんのZがさらに素晴しい音を奏でるようになるはずです。
もし多くの方にご利用いただければ、駐車場代どころかエキマニ装着費用を捻出できるかも…?
すると、結果としてもっと進化したZをドライバーとしても味わえるようになる、なんてことまで起きるかもしれません。
Anycaを通じて、オーナーはより愛車をグレードアップさせることができて、ドライバーは進化した車に乗って味わうことができる…そんな使い方が定着したら、スポーツカー好きにとってますます楽しい存在になりますね!
それでは、次回も素敵な車でお会いしましょう!
<<ライター紹介>>
たかっか@55ドライブ
YouTubeチャンネルとブログで「55ドライブ」を運営。
https://www.youtube.com/c/55driveInfo
「ゆっくりでも楽しいドライブ」を追い求め、有名なドライブコースから酷道に至るまで、愛車のユーノスロードスターで全国各地を走り回り、動画や記事にして紹介しています。
物心ついた時から車好きだったのに、6年間のペーパードライバー歴も持ち合わせるという異色の車好き