シェア回数100回以上!ワンオーナー・フルノーマルのS2000(AP2)
「カーシェアDrive」第9回は、ホンダ S2000後期型(AP2)。
S2000は1999年に登場したオープンカーで、ホンダとしては29年ぶりのFR車、オープンボディにも関わらず本格スポーツカー並の走行性能、そしてお家芸のVTECエンジンを搭載することで、今でも大人気の1台。
今回ご紹介する後期型は排気量が2.2Lに拡大され、ピーク時のパワーは落ちたものの、トルクが大きくなって普段使いの乗りやすさが向上したモデルです。
2009年に生産中止となりましたが、未だに根強い人気を誇り中古車価格も高騰。
状態の良い個体は新車時と変わらないような値段で売買されていますが、新車購入のワンオーナー・フルノーマルのS2000にもAnycaを使えばお手軽に乗ることができます!
冬でもオープンカーは大丈夫!ぜひオープンでVTECを味わってください
オープンカーに乗ったことがない方は、「冬のオープンなんて寒そう」というイメージをお持ちの方が多いです。
その心配はまったくありません。むしろ、オープンカーは冬の乗り物です!
…というのは言い過ぎですが、今どきのオープンカーは強力なヒーターが備えられていて、S2000のエアコンにもオープンの時に選ぶ設定が用意されています。
イメージとしては露天風呂。
顔の上半分ぐらいは風が当たって冷たいかもしれませんが、首から下はヌクヌクなのでまったく苦になりません。
屋根という障害物がない状態で、アクセルを踏み込んで8000回転まで回ったVTECサウンドを聴いてみて下さい…これが味わえるクルマは、S2000しかありません。
驚異のシェア回数100回以上、大きなトラブルは一度もなし
オーナーのatsuさんは約2年前にAnycaデビュー。
サービス初期からオーナーとして利用されているわけですが、それにしても2人乗り・マニュアル車・オープンカー、という特殊な車にも関わらず、これだけ多くの方にシェアされています。
人気のスポーツカーだけに、無謀運転によるトラブルなど心配になりますが、それもなし。
一度だけ、道にせり出していた木の枝に擦れてキズが付いてしまったことがあったそうですが、これもコンパウンドで磨いて消せる程度のもので、費用が発生するようなトラブルは今まで一度もないそうです。
走行距離やタイヤの摩耗は増えますが、シェア料金で充分にまかなえます
僕が利用させていただいた時は、このS2000の走行距離は、8万8,000kmでした。
年間約1万kmペースなので平均的…と思いきや、Anycaを始める前は総計5万kmぐらいだったのが、Anycaを始めてから一気に走行距離が伸びたそうです(笑)
そう聞くと、「それはいやだなぁ…」と感じるクルマ好きの方も多いでしょう。
ただ、100回近くシェアされているということは、相応のシェア料金が得られるわけです。
そんなわけで、半年おきのディーラー点検、油脂類の交換、タイヤ交換、さらにはオープンカーの宿命である幌交換までシェア料金でまかなえているので、案外悪い話ではないんだとか。
半年おきにディーラーで点検を受け続けているという方はかなり少ないと思いますが、まさに「維持費の足しになる」使い方といえます。
「正直、なんでこんなに選んでもらえるのか分かりません(笑)」なんておっしゃっているatsuさん(笑)
ですが、その秘訣は丁寧な対応にあるようです。
「こちらが丁寧に対応すれば、相手も丁寧に応えてくれる」という考えのもとに、とてもフレキシブルな対応をされています。
たとえば、ご自宅や最寄駅だけではなく、ご自身の通勤経路やその周辺にある主要駅での受渡対応をされていたり、返却時間をオーバーしそうな場合に、別の場所で合流して対応されたこともあるそうです。
また、マニュアル車の運転経験がほとんどない方からリクエストがあった際も、「せっかく選んでもらったんだから、ダメとは言いたくない」という想いで、運転のレクチャーをしてから送り出したということもあったとか。
これほど良くしていただいたら、クルマを粗末に扱おうなんていう気になるはずがありませんよね。
貴重なS2000を味わってみたいという方はもちろん、経験豊富なAnycaオーナーさんのお話を聞いてみたいという方も、ぜひ利用してみて下さい。
それでは、次回も素敵なクルマでお会いしましょう!
<<ライター紹介>>
たかっか@55ドライブ
YouTubeチャンネルとブログで「55ドライブ」を運営。
https://www.youtube.com/c/55driveInfo
「ゆっくりでも楽しいドライブ」を追い求め、有名なドライブコースから酷道に至るまで、愛車のユーノスロードスターで全国各地を走り回り、動画や記事にして紹介しています。
物心ついた時から車好きだったのに、6年間のペーパードライバー歴も持ち合わせるという異色の車好き。