マニュアル車を運転してみたい女子におすすめ!イタリア生まれの小さなオープンカー、アバルト500C
「カーシェアDrive」第21回は、アバルト500C。
この車はイタリアのフィアット社が製造しているコンパクトカー、フィアット500のスポーツバージョンで、しかもオープンカー。
ヴィッツやマーチよりもコンパクトで、それでもしっかり4人乗り。
その個性的なデザインは、一目で「特別なクルマ」であることが伝わります。
コンパクトで扱いやすいのに、アクセルを踏み込めばクルマ好きも唸るホットな走り。
アバルト500Cは、小さいのにそんな欲張りな車です。
「運転にあんまり自信がなかったので、小さくてエンストしにくい車を選びました!」
オーナーのひろみさんは、たまに家の車を運転することはあったものの、それほど運転には自信がなかったそうです。
でも自分の車が欲しくなった時は「マニュアルのオープンカーが欲しい!」という気持ちが強く、輸入車がお好きということで探した時に出会ったのが、このアバルト500C。
とてもコンパクトなボディで運転しやすく、しかもスポーツモデルでパワーがあるのでエンストしにくいという理由でチョイスされたんだとか。
これはアバルトを買う理由としてはなかなか珍しい気がしますが(笑)、通常モデルにはない、「オープン+マニュアル」という組み合わせの特別仕様車「グリージョ・レコード」の中古車を発見して衝動買い。
普通の車のつもりで走って、「壁こすらないかな…?」と不安になって確認してみたら、全然余裕!というぐらいの小ささで、初心者でも安心だそうです。
「シェアしたとき、ウチの子が褒めてもらえるのが嬉しいんです」
ひろみさんは、家に別の車もあるのでアバルトで遠出をすることは少なく、近所のドライブやシェアが入った時のフリーデリバリー時に運転してコツコツ練習しているそう。
一方で、ドライバーとして利用した方は箱根や千葉などオーナーさん以上に遠出されることも多く、返却時に土産話を聞くのがいつも楽しみなんだそうです。時には1時間ぐらい話し込んでしまうこともあるんだとか!
スポーティな車でもあるのでシェアされる方はクルマ好きの方が中心で、アバルトならではの軽快な走りやオシャレなデザインについて語ってくれる方も多く、そんな話を聞く度に「ウチの子が褒めてもらえて嬉しいな~」と感じているんだそうです。
さすがアバルト!ちょっと狭い峠道もなんのその!
今回、僕がアバルトでのドライブ先として選んだのは、千葉県にある鹿野山。
山が少ない千葉県の中では比較的メジャーなワインディングを楽しめる道があり、近くにはマザー牧場があります。
このアバルトの受渡場所はお台場なので、道が空いていればアクアラインを渡って1時間ほどで行ける場所です。
鹿野山の道は峠というほど大それた道ではありませんが、ところどころ急なカーブもあり、時には路線バスともすれ違うこともある細い道。
本格的なスポーツカーのように地面に吸い付いて曲がるわけではなく、適度にロールさせながらヒョイヒョイ曲がっていく様子が楽しく、なんだかゲームのチョロQをやっているかのような感覚。
カーブの途中でバスとすれ違うシーンもありましたが、こちらが路肩に寄せていく間にスルッとすれ違いしていったので、どうやら運転席から見えるイメージよりも実際はさらにコンパクトだったみたいです。
クルマ好き女子からのシェアをお待ちしています!
オーナーのひろみさん自身がまだまだ初心者で、それでも気軽に運転できるアバルト500C。
かわいらしいデザイン、気持ちのいいオープンカーと、かなり女子力の高い車なんですが、女性からのシェアはなかなか無いんだとか。
マニュアルのスポーツモデルということで敬遠される方もいるのかもしれませんが、ひろみさんとしてはアバルトのような車の楽しさを女性にもぜひ味わってもらいたいそうです。
これほど扱いやすいスポーティな車、そしてオーナーさんも女性ということで、女性の方でも安心してシェアできるはず。ぜひ、マニュアル車やオープンカーに興味のある方は利用してみてください。
それでは、次回も素敵な車でお会いしましょう!
<<ライター紹介>>
たかっか@55ドライブ
YouTubeチャンネルとブログで「55ドライブ」を運営。
https://www.youtube.com/c/55driveInfo
「ゆっくりでも楽しいドライブ」を追い求め、有名なドライブコースから酷道に至るまで、愛車のユーノスロードスターで全国各地を走り回り、動画や記事にして紹介しています。
物心ついた時から車好きだったのに、6年間のペーパードライバー歴も持ち合わせるという異色の車好き。