2020.03.06

広がる“クルマの共同使用”。カーシェアの魅力、不安なこと…円滑にシェアを楽しむ秘訣とは?

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Anycaユーザーのリアルな声をお聞きし、様々な方のカーシェアライフをのぞき見!

今回、ご登場いただくのは、以前にもお話を聞かせていただいたAnycaオーナー、でんみちこさんです。ご自身が所属するシェアオフィスのメンバーを誘い、独自のカーコミュニティを主宰しているという彼女。オーナーとしてAnycaを使用するのと同時に、シェアオフィスのメンバーたちともクルマを共同使用しています。

でんさんが自らカーシェアコミュニティを立ち上げた理由、そこから生まれた交流やクルマをシェアすることの醍醐味、不安など、じっくりお話を伺いました。Anycaユーザーも参考にしたくなる、円滑なカーシェアのためのヒントがそこかしこに!必見です。

愛車を持て余したままでは、クルマに対して申し訳ない

――でんさんはAnycaと並行して、ご自身でもカーシェアのコミュニティを主宰されているそうですね。コミュニティを立ち上げた理由は、何だったのでしょう?

でんさん:かわいい愛車を持て余したままでは、クルマに対して申し訳ない。その想いから、カーシェアコミュニティを立ち上げました。私は以前、長野と東京の二拠点生活を送っていたんです。長野に本社がある会社に勤めていたので、生活の拠点を長野に移し、東京と往来する生活をしていました。愛車を購入したのも、長野で生活するため。そんな生活を始めて4カ月後くらいだったかな、スキー事故に遭ってしまって。入院中にいろいろなことを考えた結果、長野の拠点を解消し、東京に戻ることを決意。でも、東京に戻ってからは、クルマに乗る頻度が減ってしまったんです。

――確かに都内では、クルマに乗る機会が減りますよね。駐車場代の負担も大きいため、マイカーを維持すべきか手放すべきか、悩まれる方は少なくありません。

でんさん:そうですよね。私自身も帰京した当初は、クルマを手放すことも考えました。でも、自分のクルマを持つことは、私にとっては夢であり、憧れだったんです。せっかく手に入れたクルマを手放すなんて、やっぱり悲しい。かといって、持て余しておくのも寂しいですよね。そこで自分が所属しているシェアオフィスのメンバーに「どうしたらいいと思う?」と相談したところ、カーシェアを提案されたんです。「オフィスの仲間とクルマを共同使用すれば、持て余すこともないんじゃない?」って。

――大事なマイカーを持て余さないため、クルマをみんなで使用する。Anycaの考え方とも一致します。

でんさん:私も自分が所属しているどこかしらのコミュニティで、「共同使用ができたらいいな」とは思っていたんです。そんな中、シェアオフィスのメンバーから提案してもらえたことが嬉しかったですね。そもそも彼らとは、オフィスという空間をシェアしている間柄。オフィスをシェアするのにも、ちょっとした気遣いが心地よさを生み出します。散らかしたら片付けるのはもちろん、大事な来客があるときには事前に情報を共有したりとか。ホスピタリティの気持ちが高く、思いやりがあるメンバーだったので、信頼していました。安心感もカーシェアコミュニティを立ち上げる後押しになりましたね。

コミュニティのメンバーを集め、定例会を開催


――確かに、気心の知れたコミュニティでの共同使用は安心ですよね。後に、Anycaでもカーシェアをはじめられますが、不安はありませんでしたか?

でんさん:開けたコミュニティでのカーシェアに興味があり、Anycaに登録しましたが、当初は多少の不安はありました。たとえば、レビューのついていない若いドライバーさんから問合せを受けたときに、クルマをシェアするべきか迷ってしまって…。シェアオフィスのメンバーに相談したことがあったんです。「正直に思いを伝えれば分かってもらえるんじゃないか」というアドバイスをもとに「大切なクルマであること、丁寧に扱ってほしいこと」を正直にお伝えしました。お相手の方は、理解してくれたのはもちろん、とても丁寧なコミュニケーションを取ってくださり、安心してシェアすることができました。コミュニケーションを通して信頼関係を築くという意味ではAnycaでも同じことだと感じています。

関係が深くなりやすい!?クルマを介したコミュニケーション

――実際にカーシェアコミュニティを立ち上げてみて、いかがでしたか?

でんさん:クルマを持て余すことがなくなったのはもちろん、カーシェアをすることで、新たなコミュニケーションが生まれました。「共同使用できるクルマがあるのだから、みんなでどこかに出掛けようよ」と、夜景がきれいなレインボーブリッジをドライブしたり、ちょっと遠出をして、メンバーと一緒にキャンプに出掛けたり。あと、「数日前にクルマを整備に出しました」とか、現状報告をするための定例会を設けているんです。その定例会から、新たなコミュニケーションが生まれることもありますね。

夜景ドライブは定番。積極的にアウトドアも楽しむように


――Anycaでも「カーシェアを通して友達ができた、仕事をする関係になった」など、様々な声が届いています。クルマをきっかけに人が対面し、そこで会話が弾んでコミュニティが形成される。

でんさん:そうですね。オフィスをシェアしている私たちですが、メンバーは編集者やデザイナー、コーチにマーケターなど職種もバラバラで、基本的に多忙なんです。何か集まる機会を設けないと、ゆっくり話せないメンバーもいます。それが定例会を行うことで交流が生まれ、なかには「あまり深く話したことがなかったよね。今度、一緒にドライブにでも行こうか?」と、より親睦が深まったメンバーもいるほどです。男二人きりで、房総までドライブに出掛けたそうですよ(笑)。

――それは素敵なお話!クルマは非常にプライベートな空間。ドライブに出掛けると、相手との距離が縮まりますよね。お互いの時間をシェアするというか。

でんさん:そうそう。クルマに乗っている時間は同じ空間でとても近い距離でおしゃべりをしますよね。そこで会話が弾んだ結果、お互いの関係性が深まる。それって、ビジネスの世界でも大切なこと。自分の愛車をシェアすることで誰かの役に立てる嬉しさは、自分が主宰しているカーコミュニティでも、Anycaでも変わりません。

細かなルールより、カーシェアを楽しむことが第一!

――ちなみに、より円滑な共同使用をするため、何か心掛けていることはあるのでしょうか?

でんさん:誰でも不安なくクルマに乗れるよう、基本の操作や管理方法に関しては、常に情報を確認できるようにしています。あとは「気軽にシェアできるクルマで『楽しい』を共有しよう!」というコミュニティのモットーについても、お知らせしていますね。私から提示しているのは、そのくらいかな。「こう乗ってください!」とか、「ここには触れないでください!」とか、そういう細かいルールは設けたくないんです。

――「細かいルールは設けたくない」。でんさんがAnycaのオーナーとして心掛けられている「『こんな風には使わないで!』という伝え方はしたくない」というお話に通じますね。

でんさん:そうですね。細かい決まり事を設けてしまうとルールに縛られ、クルマをシェアする楽しさが半減してしまう気がするんです。楽しさが半減した結果、クルマを大事にする気持ちも削がれる気がして。それなら細かいルールは設けず、楽しく乗ってもらうことが第一。クルマをシェアすることで楽しい経験を得られれば、その楽しさをもたらしてくれたクルマのことも、自然と大事に扱いたくなると思うんです。
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――前回に引き続き、でんさんのお話には、円滑なカーシェアをするためのヒントが満載でした。それでは最後に、Anycaを始めようかと考えている未来のオーナーさんに向けて、メッセージをお願いいたします。

でんさん:自分が主宰しているカーコミュニティだけでなく、Anycaを介したカーシェアでも、新たなコミュニケーションが生まれています。特にニコニコしながらドライブや旅行に出掛けていくドライバーさんを見送る嬉しさは、Anycaのオーナーならでは!「私のクルマが役に立っているんだな」という気分を味わえます。皆さんにもぜひ、この気分を味わってほしいと思いますね。人の役に立てる嬉しさは、格別ですよ(笑)!

Anycaオーナーとしての体験を語っていただいた前編に続き、今回はご自身が主宰するカーシェアコミュニティについてお話しいただきましたが、「シェアメンバーと定例会を行い、定例会からも新たなコミュニケーションが生まれています」というお話が印象的!

実はAnycaでも、オーナーさんやドライバーさん、そしてAnycaスタッフが集い、交流や情報交換をする「Anyca Meet UP!」というイベントを開催しています。飲んだり、食べたりしながら気軽に交流できる立食パーティー形式のイベントは、毎回、大好評。先輩オーナーさんから、コンスタントにシェアが入るコツを聞くこともできます。おいしい食事を用意してお待ちしておりますので、ぜひ、ご参加くださいね!
※3/6現在、コロナウイルスの影響を鑑みて、開催を中止しております。開催の際にはまたAnycaアプリ上で通知します。

(取材・執筆:大谷享子)
Anyca交流会



不定期で、新規・既存のオーナー様、ドライバー様、Anycaスタッフとの交流や情報交換を立食パーティー形式で行っています。
詳細は開催前にアプリのお知らせにてご連絡しておりますので、ご確認ください!

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