2021.06.10

カーシェアを悪用した事案のお知らせと対応のお願い

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Anyca(エニカ)事務局です。
いつもAnycaをご利用いただき、誠にありがとうございます。

5月25日（火）に会員の方へお知らせし、また一部報道でも報じられた通り、カーシェアを悪用した詐欺横領事案が2021年に数件発生しております。

類似の事案の発生を防止し、被害に遭わないようにするためにドライバー様、オーナー様にお願いがあります。

■事案概要
アルバイトなどの名目で、第三者からカーシェアの予約と指定場所での受け渡しを指示されたドライバー様が、指定場所でクルマを渡すと、そのまま持ち去られてしまい、クルマがシェア完了時刻までに返却できないばかりか、無断で転売されてしまうという事案が発生しました。

なお、2021年中に数件の類似事案が発生しており、全てのケースにおいて、すでにクルマはオーナー様に返却済みとのご連絡をいただいておりますが、返却のためにドライバー様が多額の費用をご負担されるケースも発生しております。

■ドライバー様へのお願い

●Anycaを利用することでの金銭授受をしない
アルバイトなどの名目で、Anycaでカーシェア予約を指示される場合、詐欺や盗難などの犯罪に巻き込まれる可能性があります。

●登録者以外は運転しない
カーシェア予約をしたご自身と、予約時にドライバーに追加した臨時被保険者以外の方の運転は会員規約で禁止されています。

●直接取引や金銭の手渡しをしない
Anycaを利用せず、直接での取引や金銭授受は会員規約で禁止されています。

■オーナー様へ「車検証情報の保護」のお願い

本事案を防ぐために、第三者が「車検証情報」を安易に知ることができないように保護をお願いします。

転売を行う際には、車検証情報、クルマの走行距離などの情報が必要となります。
そこで、1回目のシェアで車検証情報と走行距離を確認してオークションサイトなどに掲載し、買い手が見つかってから2回目のシェアで転売される手法が確認されています。

車検証情報がドライバー様を含む第三者の目に触れないよう、以下のような対策のご検討・実施をお願いします。

※なお、車検証はクルマの中に原本を備え付けることが法律で義務付けられております。
（また、コピーのみの車載は違法であるだけでなく、車検証情報は確認できるため、対策として有効ではありません）

●車検証を封筒などに入れて、封をして中身を確認しにくくする
「のり付き封筒」や「鍵付きメールバック」などに封をして車検証を車載してください。車検証の情報が見られにくい上に、封筒を開封された場合も、シェア完了後に確認することで、第三者の目に触れた可能性に気づけます。

●車検証を車内の見つかりにくい場所に置く

●シェア前にクルマの車検証情報や走行距離、所有権を質問するドライバーに注意する
警察に求められる場合などを除き、車検証情報などが必要となる場合は少ないため、シェア前に車検証情報記載の車台番号や所有権などを質問してくるドライバーには注意をしてください。
ただし、シェア中に警察に求められた場合など、車検証の原本を見せる必要がある際は車検証の場所を必ずドライバー様にお伝えください。

予約リクエスト等のやりとりに不安を感じた場合は、シェア実施を見送るなどのご検討をお願いいたします。また、クルマへのGPS設置などもご検討ください。
万が一、被害にあわれた可能性を感じた場合は、Anycaカスタマーサポートセンターまでご連絡ください。

※GPSの設置方法は車両や取り付けられる機器によって異なるため、機器メーカーなどにご確認をお願いします。
またGPSを設置の際は、GPSを用いて車両の位置情報をスマートフォンなどで遠隔確認（追跡）することができる機器をご検討ください。
なお、ドライブレコーダーやナビゲーションシステムなどにもGPS機能が付いている場合がありますが、車両の位置情報を遠隔で確認できないものもあるため、各機器の仕様をご確認ください。

5月25日（火）にプレスリリースをした個人間カーシェア専用保険の仕組み「カーシェアプロテクト」では、本事案のような詐欺横領も保険の対象となります。（2021年7月21日（水）以降のカーシェアに適応予定）
しかし、たとえ損害が保険で補償されるとしても、大切なクルマが手元に戻らないこともあるため、対策のご検討と実施をお願いします。

引き続き、「安心・安全」な個人間カーシェア市場の実現に向け、オーナー様、ドライバー様と共に取り組んでいければと思いますので、よろしくお願いします。