2022.11.18

EVの真価は「移動の価値」だけじゃない!?元ガソリン車オーナーが魅了された「IONIQ 5」の魅力とは

CATEGORY: Anycaユーザーの声 Any Car Life

話題の電気自動車「IONIQ 5」オーナーにインタビューするAnycaNEWSの新コーナー。
今回は、数多くのガソリン車を乗り継いできた「クルマ好き」で、Twitterコミュニティ「IONIQ情報館」を運営しているオーナー「辻榮さん」にお話を伺ってきました。

クルマとしての魅力だけでなく、「ライフスタイル」の一部としてのIONIQ 5の活用法や、オーナー同士の交流の楽しさなど、新しいカーライフを感じることができます!

12月18日にもIONIQ 5オーナーとの交流会が開催されます、IONIQ 5オーナーでなくても、IONIQ 5に興味がある方は参加してみてください
IONIQ 5に興味がある人向け!オフ会&撮影会はこちら >>



日本では2022年6月に納車が始まったばかり!世界中で人気のIONIQ 5




「ドイツ・カー・オブ・ザ・イヤー2022」を受賞した話題の電気自動車をご存知ですか?

世界的に有名な自動車メーカーであるHyundai(ヒョンデ)の電気自動車「IONIQ 5(アイオニック ファイブ)」です。
IONIQ 5について詳しくはこちら >>

そんなIONIQ 5ですが、予約受付が2022年5月よりスタート、同年6月には納車が開始されました。
いち早く購入したオーナーが千葉県に住んでいるとの情報をキャッチし、早速お話をお伺いしてきました。



実は、クルマも乗り物も大好きなIONIQ 5のオーナー




今回お話をお伺いしたIONIQ 5オーナーは、天然素材革工房「革榮(かわざかえ)」を営む革職人の「辻榮 亮」さん。

5月に予約受注が開始されたタイミングで購入を決定、この7月にクルマが納車されたといいます。

今まではマツダ「サバンナRX-7」や日産「グロリア」、ダッジ「ラムバン」などさまざまなクルマやバイクなどに乗ってきたといういわゆる「車好き」…「乗りもの好き」の辻榮さん。
現在ではIONIQ 5の他にも日産「e-NV200」や「リーフ」なども所有しており、さらにはテスラ「サイバートラック」も注文しているといいます。

そんなクルマ好きな辻榮さんですが、なぜ「IONIQ 5」を購入したのでしょうか。

―今まで乗ってきたクルマと随分趣向が違いますが、なぜEVの「IONIQ 5」をえらんだのでしょうか。



「EVに乗っているユーザーがすべてEVしか乗っていないわけではありません。むしろ輸入車もスポーツカーも色々経験した上でEVを選んでいます。なのでEVオーナーは基本的にクルマ好きな人が多いと私は思います。

ガソリン車にはその良さがあり、EVにはEVの魅力があると思っています。」

―なるほどですね。もともとe-NV200をすでに所有されていると思うのですが、なぜIONIQ 5を追加購入したのでしょうか。



「大きく3つあります。e-NV200は荷物がつめて便利なのですが、航続距離が短く長距離が走れません。大阪まで行くのに15回も充電しなくてはならずお客さんのところに間に合わなくなるなど困ったことが発生していまいます。その点IONIQ 5はWLTCモードで航続距離は618kmあるので、長い距離が走れます。

もう一つはサイバートラックが全然来ないこと、予約を入れているのですが、一向に来ません。当初の予定は2022年だったのですが…。

そんな中でIONIQ 5がこのデザインのままデビューしたことが購入の決め手になりました。僕自身ファミコン世代なので、この「頑張って未来にしました」みたいなデザインがとてもカッコイイと思っています。」

―サイバートラックが納車されたら、IONIQ 5も乗り換えてしまうんですか?

「いえ、EVは基本的には「増車」していきたいと思っているんです。というのもIONIQ 5もe-NV200も「V2H」ができるので、バッテリーが弱くなってきて、クルマとしては使いにくくなっても蓄電池として使えます」

V2Hとはビークルトゥホームの略でBEVやPHVに搭載されているバッテリーを蓄電池として使い、そこに蓄えられている電力を自宅の生活に使用することができるシステムの総称。

辻榮さんの家はソーラーパネルとV2H機器であるニチコンの「EVパワー・ステーション」が備えられていて、日中ソーラーパネルで充電した電力を、EVパワー・ステーションを介してIONIQ 5やe-NV200のようなBEVに充電。逆に夜はBEV車からEVパワー・ステーションを介して電力を自宅に供給することで、電力を自前で賄って生活ができるようになっています。



また、車には関係ありませんが、辻榮さんの家は水道も引いておらず、地下水を引いており、さらにオール電化に設計されているので、電気・水道を自前で賄いガスも使わない「ほぼオフグリッド」生活を実現しています。

このような生活は災害に強く、洪水や地震により断線・断水が起きても不自由ない生活が可能になっています。そのため、辻榮さんは自身の家を「地域の災害拠点」として設定しており、災害時地域の方に、シャワーなどの提供を行っています。

「通常の家庭用蓄電池は25kwhのモノでも300万円近くする高額商品です。一方例えば中古のリーフなどはバッテリーが弱くなり、車としては航続距離が心もとない存在となってかなり安くなっていますが、蓄電池としては十分な性能を持っています。実際蓄電池代わりにリーフを購入する人もいるのです。

e-NV200もバッテリーが弱くなってきたら、ナンバーを取って蓄電池としておいておく事ができます。また、トレーラに改造してしまって、IONIQ 5で牽引することも考えられます。とにかく、EVには「車としての余生」があるんです。なので、売る必要はありません。」

―EVすごいですね!IONIQ 5を選んだのもV2Hが可能だったからなのですね。ところで話は変わりますが、なんだかんだ言って「Hyundai」は12年前に一度その乗用車部門が撤退してしまった会社です。しかもIONIQ 5は600万円近くする高額車両ですが、その点不安はなかったのでしょうか。



「不安はなかったですね。ガソリン車でくると言うなら不安でした。IONIQ 5はEVですが、FCVのNEXOも入ってきているのでZEVという括りで見ると、それは全く新しい技術で戻ってきたと言えます。

韓国は半導体もバッテリーもその技術に強みを持つ国です。ZEVの要となる技術が国内にあるというのはZEVにとって非常に優位性が高いことで、そんな国で作られるEVに不安はありません。FCVについても、ワールドワイドで見ればトヨタのMIRAIよりも数多く販売されているわけで技術力も日本に負けてないと思います。

一度失敗したガソリン車で戻ってこず新しい技術のZEVで戻ってきたということは、自らのストロングポイントを理解し、過去の失敗を糧にして戦略的に帰ってきていると感じました。お金が有り余るほどあればいいですが、600万円という高額商品なのできちんと企業のことは見ています。実際現在のHyundaiのスタッフもとても良く、いいプロダクトに良い人材がついてきていることを感じます。」



オーナーが語る、IONIQ 5のいいところ




しっかりと企業としてのHyundaiのことも考えた上で、IONIQ 5を購入した辻榮さん。実際に納車されて乗ってみた感想はどのようなものなのでしょうか。

―実際納車されてから約3ヶ月、現在どのくらいIONIQ 5に乗られていますか?

「現在の走行距離は7000kmですね。」

―かなり走っていますね!実際走ってみてどのように感じていますか。

「移動の苦悩から開放された気分です。やっぱりe-NV200よりも航続距離が長いので…この前鳥取まで移動したのですが、実測で556km走りました。喜びしかありません。」

―ドライバビリティやサイズ感はいかがですか?

「サイズ感ももともと大きいクルマに乗っていたので全然気になりません。室内空間も広くていいです。
ラゲッジも二人と犬2匹でキャンプに行くのに十分なスペースがあります。
先進装備も充実していて、レーン・キーピング・アシストもついているので、長距離もラクです。」



こんな人におすすめIONIQ 5




IONIQ 5をとても気に入っている様子の辻榮さん。オーナー目線でどのような人にIONIQ 5に乗って欲しいのでしょうか。

―IONIQ 5はどんな人におすすめですか?

「ガチガチのターゲットにハマっている人は勝手に買ってくので、どちらかと言うと若い人に乗って欲しいと思って「IONIQ情報館」を立ち上げました。

韓国に対するイメージが悪い人もいます。若い人たちは子供を作ってさらに新しい世代が生まれます。そんな若い人たちがプロダクトとして優れた韓国車に乗ることで、その子どもたちは韓国への悪いイメージを持たなくなります。それが回りに回って悪いイメージの払拭につながったらいいなという願いがあります。」

―若い人に乗っていただくにあたってIONIQ 5のアピールポイントはありますか?

「Hyundaiはサスティナビリティを重視しています。またライフスタイルに寄り添っているということも一つの重要なポイントだと思います。

また、本革採用している点も一つ評価できるポイントです。牛革などはもともと、食用牛の「余るはず」の皮を使用しており、それを使用しなくなるということは余ってしまうことになります。新しい技術もいいですが、まずはあるものを無駄なく使うことが本当のサスティナビリティだと思います」


オーナー同士が交流できる、IONIQ情報館とは?




2022年3月に作ったという「IONIQ情報館」は、辻榮さんが立ち上げたTwitterのコミュニティ。
Facebookではなく、Twitterに作ったのは若い人にもっと知ってほしかったからだそう。

メンバーは197名(10/12現在)で、実際にIONIQ 5を購入されている方はその中で1/4(納車されている&納車待ちを含む)ほどいるとのこと。
IONIQ 5購入にあたっての注意点や方法がまとめられていたり、アフターパーツなどの情報交換がなされているようです。

―IONIQ情報館はどのようなことが行われているのでしょうか?
「積極的な情報共有が行われていますね。メンバー同士がさまざまな情報を上げてくれるので…そのような情報をまとめています。

現在買い方や注意点はまとまっているので、今後はカスタマイズパーツの情報をまとめたいですね」

―情報交換だけでなくイベントも行われているようですね。



IONIQ 5が集まる#BEVキャンプの様子(オーナー様からの写真提供)

「はい、オーナー同士でキャンプなどのイベントも行いました。テーマは一泊二日の電化キャンプで、ホットプレートやITクッキングヒーターで電化BBQをしたり、アイロンプリントをしたり、IONIQ 5でしかできないキャンプです。#BEVキャン をIONIQ 5からはやらせようとIONIQ情報館メンバーで話しています。」



IONIQ 5が集まる#BEVキャンプの様子(オーナー様からの写真提供)

「直近では10月22日にオフ会を行います。
先日の大黒ふ頭PAで行ったミーティングでは、集っている時に、偶然IONIQ 5をAnycaでカーシェアしたという大学生がやってきました。
IONIQ 5が4台並んでいたので、向こうもびっくりしたらしいです。

その後仲良くなってキャンプイベントにも誘ったら、「キャンプ道具ないですけどいいんですか?」と言うので、「そこはおじさんたちに頼ってくれたらいいんだよ(笑)」って伝えましたね。
こういう出会いもIONIQ 5の魅力の一つですね。」



IONIQ 5オーナーズクラブのTシャツ

IONIQ 5に興味がある方は、IONIQ情報館に参加してみては?
IONIQ 5はやはり普通の車とは一味違ったクルマのようですが、とても魅力の多いクルマであることが辻榮さんのインタビューを通して伝わってきました。

IONIQ情報館は、IONIQ 5オーナーでなくても、IONIQ 5に少しでも興味があれば参加可能とのこと。是非参加してみてください。
「IONIQ情報館」のTwitterコミュニティはこちら >>


▼リファラルコードの紹介
辻榮さんのインタビューいかがでしたか?この記事を読んでIONIQ 5の購入を検討された方はオーナー辻榮さんのリファラルコードも是非活用してみてください。
オーナー辻榮さんのリファラルコード:POTA5237
リファラルコードの自動登録はこちら >>


ライター紹介:微塵子

若者のクルマ離れが叫ばれる今では珍しいクルマ好き。今までに、Anycaやレンタカーなどで370種類ほどのクルマに乗るほどで「クルマはシェアやレンタルがいい、いろいろな車種を味わえる。これが現代のクルマ好きの在り方だ」と断言していたにもかかわらず、ついにクルマを購入。愛車はセンチュリー。 普通自動車、二輪免許を所有。



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