2018.09.27

シェア数30回超ベテランドライバーのカーシェア術&乗って欲しいクルマBEST3

CATEGORY: Any Car Life 賢者のカーシェア術 ノウハウ

 Anyca利用者のリアルな声を聞くことで、未来のAnyca利用者に有益な情報をお届けする連載「クルマ好き記者鈴木GO太郎の、賢者のカーシェア術」。

 

 これまで、本連載ではAnycaでシェアリクエストが多く集まるオーナーの声を紹介してきたが、前回はAnycaのベテランドライバーに焦点を当て、ドライバーから見るAnycaでシェアされやすいクルマを解説してもらった。

 

 今回は、前回に引き続きAnycaでシェアできるクルマの中からベテランドライバーが選ぶ”絶対にAnycaで乗ってほしいクルマ”を厳選してもらう。

 

 登場するのは、前回に引き続きこの方!

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 過去30回以上のシェア実績がある吉田さん(20代)。

 

 Anycaに乗るならこれに乗れ!というクルマを選んでいただきたいのですが…?

 

「もちろんです!Anycaを利用するたびにクルマを買おうか何度も何度も検討して、結局買わないという選択を取り続けている私だからこそ語れる話でしょう!(笑)」

 

 この記事を読み終われば、Anycaでいつもリーズナブルなクルマ、自宅から近いクルマばかり選んでいているあなたも、少しAnycaの見方が変わるはず!

【Topics】

■Anycaを使えば”ドライバーの気分”もシェアできる

■Anycaは“いつもとは違う自分を楽しめる”

■Anycaでぜひ乗って欲しいクルマBEST3を発表!

■3位:クルマの楽しさを知れる入門カー

■2位:現代が忘れたクルマの魅力がすべて詰まっている

■1位:上品なホワイトレザー内装と独特の外観。V8エンジンの走りも大興奮

■番外編:みんなで乗る時はこれ!

Anycaを使えば”ドライバーの気分”もシェアできる

 

 前回は、Anycaでシェアを検討している未来のオーナー向けに「シェアされやすいクルマ」を解説いただきましたが、今回はドライバーとして楽しめる方法を教えてください!

 

「ドライバーがAnycaを利用するきっかけって、大きく二種類だと思うんです。利便性を考えて近くや安いクルマに乗りたいというのと、 なかなか乗る機会のない憧れのクルマに乗りたいパターン。後者の目的でAnycaを利用している方は、自分が興味を持っているクルマ以外もぜひ乗ってほしいですね!」

 

 吉田さんがこう語る理由は、Anycaで様々なクルマに乗ってきた中で生まれたある気づきにある。

 

「Anycaでシェアしてるのはクルマだけじゃないんですよ」

 

 どういうことでしょうか?

 

「オーナーさんのクルマに乗ることで、そのクルマのオーナーになったような”気分”もシェアできるんですよね」

 

 吉田さん曰く、そのクルマに乗ってる時だけはそのクルマのオーナーの気分に浸れるのがAnycaのよさだという。

 

 たしかに、乗るクルマによってテンションって変わりますよね。

 

「なので、シチュエーションごとにAnycaでシェアするクルマを変えてみてください。例えば、湘南に彼女とドライブに出かけるときはジャガーのクラシックカー、大人数で出かけるときはフルサイズSUV、軽井沢や伊豆などの別荘地にいくときはメルセデスのSクラス……とか。目的地によってシェアするクルマを変えるだけで、ドライブ中すらも楽しい時間になるんですよ」

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Anycaは“いつもとは違う自分を楽しめる”

 

 吉田さん曰く、せっかくいろんなクルマに乗れるAnycaを使うのなら「安い」「近い」だけの基準でクルマを選ぶのは”もったいない”。

 

 ベテランAnycaドライバーの吉田さんにとっては、移動で乗るクルマも主体的に選ぶことでドライブが2倍楽しくなるというのだ。

 

「最近、若い女性のあいだでリムジン女子会やナイトプールが流行っていますが、あれって全部そのシチュエーションを楽しんでる”コスプレ”なんですよね。ナイトプールにいる時の自分は、いつもとちょっと違うラグジュアリーな自分。そういうコスプレを楽しむのが現代的なレジャーのあり方。これと同じ体験がAnycaでもできるんですよ」

 

 そのクルマに乗っている人物になりきって”コスプレ”する。吉田さんは具体的にそのバリエーションを話してくれた。

 

「どのクルマにも、乗っているドライバーのイメージがありますよね。個人的な感覚ですが、ボルボ  V70に乗っているのは紳士的な企業の役員、AudiのA1は30代で走りにこだわりたいクルマ好きのOL、三菱 デリカは子供を釣りやキャンプに連れていくアウトドア好きのお父さん……。どれも私がこれまでAnycaでシェアすることで体験した”気分”です。こんな風に、乗るクルマを変えるだけですぐに気分が変わるのを味わってほしいんです!」

 

 クルマの乗り味だけでなく、ドライブ中の気分も変えることで、運転がもっと楽しくなる。そんな使い方があるんですね!

 

 というわけで、過去30台以上Anycaでシェア経験のある吉田さんが独断と偏見でおすすめするAnycaでぜひ乗って欲しいクルマBEST3を教えてもらいました!

 

【Anycaでぜひ乗って欲しいクルマBEST3】 

3位:クルマの楽しさを知れる入門カー(アウディA1)

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「私の自宅から近い場所でシェアできたというのもありますが、比較的リーズナブルなシェア料金でクルマを運転することの楽しさを味わえるクルマですね。 一般的なクルマしか乗ったことがないという方は、クルマの世界の広さを知る入門カーとして最適だと思います!」

 吉田さんいわく、A1は都心に住む少しクルマ好きの20〜30代総合職OLが乗るクルマ。首都高で回して日帰りで軽くベイエリアをドライブするだけでも最高に楽しい時間を過ごせるとか。

 

「休日24時間でシェアするなら、金曜夜に受け渡しをしてそのまま首都高ドライブに出かけると、アクセルを踏んだ瞬間から休日が始まりますよ!」

 

 こちらのA1、現在5000円以内でシェアできるクルマが数台登録されています。

 

2位:現代が忘れたクルマの魅力がすべて詰まっている(BMW M3)

 

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 前回のインタビュー記事にも書かれていたが、吉田さんがBMWM3をシェアしたきっかけはちょっとした偶然からだった。

 

「たまたまシェアしたかったクルマが急に乗れなくなって、急遽探して見つけたのがM3でした。が、それが運命のクルマだったんです」

 

 吉田さんいわく、M3は「現代のクルマが忘れたすべてを持っているクルマ」。

 

 アクセルを踏めば確実に言うこと聞いてくれ、どんなコーナーも楽しいコースに変わる。吉田さんがシェアしたのは先代モデルの2001年製のものだが、だからこそ味わえる343馬力直列6気筒エンジンの魅力があるという。

 

「高排気量のクルマに乗ると、気づかないうちにスピードが上がっていた……みたいな話ってあるじゃないですか。が、M3は違う。アクセルを踏み込む自分の意思でスピードを出している感覚がするんです!まさに人馬一体を味わえるクルマです!」

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 「やや古いクルマですが、ランキング上位の新しいクルマばかりシェアしている方にぜひ乗ってほしいですね。ドライバビリティで言えばトップです。例えるなら、お金はかかるので結婚するかはわからないけど付き合いたい彼女ナンバー1って感じです(笑)」

 

1位:上品なホワイトレザー内装と独特の外観。V8エンジンの走りも大興奮(ジャガーXJ)

 

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「一位は…圧倒的にジャガーXJ。まず、この独特の外観を見てください!」

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 「モスグリーンの色が渋くてかっこいいでしょ?見た目だけじゃないんです。乗る前のイメージをよい意味で裏切られたクルマの一つです。友人の結婚式にいくときにXJをシェアさせてもらいましたが、道中は最高でした。その見た目からして、ただの鈍重カーだと思ったけど意外と軽くて、スイスイ進む。軽くアクセルを踏むだけでV8のいいエンジン音が聞こえてくるのがたまんないんですよ!しかも、低重心なので安定感抜群。本気でクルマを買いたいと思った一台です」

 

 吉田さんは、過去何度もAnycaでシェアすることを前提にしてクルマを購入しようか考えたことがある。そんな時に、いつも最有力候補にあがっているのがこのXJなのだ。

 

「価格も安定しており、これ以上リセールバリューも下がることはありません。Anycaでのシェア料金も価格競争に陥っていない。つまり、お得に乗れる一台なんですよね」

 

 こちらは先代モデルなので、燃費は決してよいとは言えない。だが、日常使いではなく休日に乗り回す一台と捉えれば、それも我慢できる……かも?

 

「踏み込むとうるさすぎないV8特有の音がするんです。とにかくこれを一人でも多くのAnycaドライバーに聞いてほしい(笑)インパネは古くて近代感はないですが、上品なホワイトレザーなので運転席に座ると英国紳士の気分に浸れます」

 

 まさに、英国紳士の気分をコスプレできるクルマ。ここまで押されると、ほんとに乗りたくなってきますね……。

 

番外編:みんなで乗る時はこれ!(リンカーン ナビゲーター)

  

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「これぞアメ車!というフルサイズSUVです。全長5.3m、横幅2m、高さも2.1mとかなりの巨体ですが、だからこそみんなでワイワイ遠出するときはますますテンションがあがります。アメリカ映画の登場人物になった気分を味わえるんですよね。ああ、思い出してきた。懐かしいなあ…!」

 

 5.4リッター、V8エンジン搭載という、低排気量でターボエンジンを搭載するのがスタンダードとなった今の時代ではなかなかお目にかかれないこちらのクルマ。吉田さんはAnycaで知り合ったメンバーとドライブに出かける際に利用したのだとか。

 

「積載性のよさはもちろん、ドライビングフィールもいい。個人的には以前シェアしたことのあるメルセデスGクラスほど野暮ったさがないのも魅力でした。それに加えて、アメ車は給油口やドアロックが変わってるので、そういう運転以外の面でもアメ車文化を楽しめる。こちらのナビゲーターはテンキーで施錠します」

  

 ここまで多くのクルマに乗ってきた吉田さん。

 

 最近、もともと好きで様々なクルマをシェアし続けていた自身の経験が偶然にも仕事において活かされる場面があったとか。

 

「自動車メディアに携わっているという仕事柄、自動車メーカーの人と知り合う機会が多いんですよ。そこで、クルマを持っていない僕に意見を求められることが多いんですよね」

 

 なぜ?

 

「実は、自動車メーカーの方でも、いろんなクルマに乗っている方は多くないんです。自社のクルマに乗る機会はあっても、レアな輸入車なんてAnycaのようなサービスを利用していなければ乗れる機会はまずないじゃないですか。自動車メーカーの若い社員の方は特にそう。Anycaでいろんなクルマに乗り続けているのは貴重な経験値です。」

 

 

 これまで、モータージャーナリストや一部のカーマニアのみの特権だった”何十台ものクルマに乗ったことのある人”がAnycaの普及によって爆発的に増えれば、それが自動車開発にフィードバックされる機会もいつか出てくるかもしれない。

 

 2回に渡る吉田さんへの取材は、そんな未来のクルマ像を考えさせられるよい時間となった。

 

「というわけで、いつもシェアしている”近い”、”安い”以外のクルマもぜひシェアしてみてください!そのうち、ディーラーの営業マンよりAnycaのヘビーユーザーのほうがクルマを語れる時代がくると僕は思ってますよ(笑)」

 

 

吉田さんが選ぶ!AnycaでシェアしてほしいクルマBEST3

1位 ジャガーXJ

→英国紳士の気分をコスプレせよ!V8の吹き上がるエンジンに大興奮間違いなし!

 

2位 BMW M3

→現代が忘れたクルマの魅力がすべて詰まっている一台。例えるなら”付き合いたい彼女ナンバー1”

 

3位 Audi A1

→クルマの楽しさを覚えるためにまずはこの一台。

 

【番外編】みんなで乗る時はこれ!

リンカーン ナビゲーター

→アメリカ映画の登場人物になれる!?

 

 

※クルマの登録情報はすべて2018年8月31日現在

<取材・文/鈴木GO太郎>

鈴木GO太郎…ライター・編集者。出版社勤務を経て、2015年フリーに。現在はビジネス誌やネットニュースの編集を行う。専門分野は、自動車、不動産、地理。特に自動車についてはAnycaのような「新しいカービジネス」が専門分野

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